監査法人1年目の公認会計士が実務で挫折しないために読んでおくべきおすすめ本8選

おすすめ本

監査法人に入社して1年目、現場に配属されると大学受験や公認会計士試験の知識だけでは歯が立たない現実に直面することが多いものです。先輩たちが当たり前のようにこなしている「監査手続」や「調書作成」の背景には、実務特有の暗黙の了解や技術が存在します。

この記事では、監査法人1年目の皆さんが実務の全体像を把握し、自信を持って現場に臨むために役立つおすすめの書籍を厳選してご紹介します。

監査現場の「作法」と「流れ」をいち早く掴むための必読書

監査法人1年目が最初に直面する壁は、試験勉強で学んだ「監査論」と、目の前の「実務」がどう結びついているのかが見えないことです。そのギャップを埋めてくれるのが、現場のリアルな立ち回りを解説した書籍です。

まず手に取るべきは**「マニュアルには載っていない 会計士監査現場の教科書」**です。この本は、新人会計士が現場でどのように振る舞い、どのような視点で監査手続を進めるべきかという「実務の作法」を丁寧に解説しています。

次に、監査手続の理論的な裏付けを固めるために**「財務諸表監査の実務〈第4版〉」**は欠かせません。標準的な監査手続が体系的にまとめられており、インチャージ(現場責任者)になるまで長く使えるバイブルと言えます。

勘定科目別の実証手続で迷わないための実践的な2冊

1年目の主な仕事は、現預金や売掛金、固定資産といった勘定科目の実証手続です。調書のコピーをただ作成するのではなく、「なぜこの手続が必要なのか」を理解するために以下の2冊が非常に有効です。

**「勘定科目別 不正・誤謬を見抜く実証手続と監査実務」**は、各勘定科目のリスクに応じた手続が具体的に記載されています。自分が担当する科目のページを事前に読んでおくだけで、質問の質が劇的に変わります。

また、より踏み込んだ視点を養うには**「リアルケースで身につける 不正を見抜く監査力」**がおすすめです。実際の事例をベースにしているため、単なる作業としての監査ではなく、不正の端緒を見つけるための「監査の目」を養うことができます。

内部統制とIT監査の基礎をマスターして差をつける

近年の監査実務において、内部統制(J-SOX)とIT統制の理解は1年目から必須のスキルとなっています。ここを苦手とする若手は多いため、早めに得意分野にしておくと重宝されます。

**「今から始める・見直す 内部統制の仕組みと実務がわかる本〈第2版〉」**は、複雑な内部統制の概念を初心者にも分かりやすく噛み砕いて説明してくれます。

さらに、システム環境下での監査に対応するために**「業務プロセスとつながる IT統制とIT監査」**を読んでおきましょう。業務フローとITシステムがどのように紐付いているかを理解することで、ウォークスルーや運用テストの理解度が飛躍的に高まります。

デスクに常備したい会計士の武器となる基準書と便覧

実務では「基準にはどう書いてあるか?」という根拠がすべてです。常に一次情報に当たる習慣をつけることが、プロフェッショナルへの近道です。

そのために、重くても**「会計監査六法」**は手元に置いておきましょう。電子版も便利ですが、紙の六法を引くことで周辺の規定が目に入り、知識が点ではなく線でつながるようになります。

会計監査六法は値段が高いのと、持ち運びが大変というのもあります。
「会計基準関係一覧 リンク集」で会計基準へのリンク集を作ってありますので、こちらをご利用いただいても良いかと思います。

また、よりクイックに数値を調べたり、税務との関連を確認したりする際には**「会計税務便覧」**が非常に便利です。監査現場での打ち合わせや、ちょっとした疑問が生じた際にサッと引けるスピード感は、日々の業務効率を大きく向上させてくれます。また、勘定科目毎の論点が記載されているため、担当科目について事前に目を通しておくだけでも違います。

1年目の学習を実務のアウトプットに繋げるコツ

これらのおすすめ本をただ読むだけでは不十分です。大切なのは、現場で担当する「担当科目」や「手続」に関連する箇所を、その日の前後にピンポイントで読み込むことです。

  1. 現場に行く前に、担当科目の実証手続を本で予習する
  2. 実際の監査調書を見ながら、本に書かれている理論との整合性を確認する
  3. 疑問に思ったことは「会計監査六法」で基準の文言まで遡る

このサイクルを繰り返すことで、1年目の終わりには「作業」ではなく「監査」ができる会計士へと成長しているはずです。今回ご紹介した8冊は、あなたのキャリアの土台を支える強力な味方になってくれるでしょう。

本記事では会計・監査を中心に紹介しましたが、会計士1年目のおすすめ本としては、一般的なビジネススキルやExcelのスキルもあります。
こちらについては以下記事で紹介していますので、ご興味のある方はこちらもご確認ください。

ビジネス基礎力を磨く!プロフェッショナルファームで働く人向けのおすすめビジネス書 24選

公認会計士がおすすめ!経理財務の現場で使えるExcel本紹介

他にも会計士が主人公の小説等も紹介していますので、モチベーションアップや息抜きにはこれらも良いと思います。

公認会計士・受験生向け 小説一覧

公認会計士におすすめの転職サイト・転職エージェント
日々の仕事の忙しさに忙殺されているとあまり意識する機会はないかもしれませんが、公認会計士の資格は市場価値がとても高いです。

自分の市場価値を把握するため、よりよいキャリアを選択するため、より高収入を得るため、人により理由は様々ですが、今すぐ転職する気はなくとも複数の転職サイト・転職エージェントを利用し、今の自分にどのようなスカウトが来るのかを把握しておくのは、後悔しないキャリアを選択していくためには必要だと思います。

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公認会計士試験のおすすめ専門学校
公認会計士試験はCPA会計学院、大原、TACで合格者数の大部分を占めています。
試験に合格するためには他受験者が解ける問題を絶対に落とさないことが重要になるため、上記3校のなかから選ぶのが良いでしょう。

公認会計士試験に興味のある方はまずは各予備校よりパンフレットを取り寄せて、自分にあった予備校を選ぶのはいかがでしょうか。

①CPA会計学院
②大原
③TAC

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税理士試験のおすすめ専門学校
税理士試験については、大原とTACの2強ですのでこのどちらが良いと思います。
税理士資格は働きながら取得できる、独立開業できる資格という点でとても魅力的な資格ですので、時間をかけて挑戦する価値のある資格だと思います。

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資格の大原 専門課程 資格の学校TAC

米国公認会計士(USCPA)のおすすめ専門学校
米国公認会計士(USCPA)については、アビタスが合格者に占める割合が90%と圧倒的なため、アビタス一択だと思います。

米国公認会計士(USCPA)は働ぎながらでの取得も現実的なため、会計キャリアに1つ強い武器が欲しいという方にはおすすめの資格です。

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