業務の生産性をあげるヒントを探し、手に取ってみた。
筆者は税理士であり、毎日終電近くまで働く生活を続けていたが、業務の効率性をあげ15時には仕事を終え、その後は自分の人生を豊かにするために時間を使うことを決意し実践してきたそうだ。
そのノウハウについて本書では紹介されている。
木村氏がいう仕事を短時間で終わらせる「4つのポイント」は以下の通り
①1日の過ごし方を見直す
⇒「残業してでも、いい仕事をしよう」というマインドを捨てる
②「仕事の段取り」を徹底する
⇒仕事を溜めず、「効率的に流す方法」を考える
③「仕事環境」を効率的にする
⇒「物を探す時間」をゼロにする
④「仕事のスピード」をアップさせる
⇒1秒でも早く手を動かす工夫をする
出典:『あなたの1日は27時間になる。』木村聡子
本書の中で筆者の印象に残った点について紹介していく。
仕事は先手必勝。締め切り前に、どんどんボールを投げる。手を動かす。
出典:『あなたの1日は27時間になる。』木村聡子
期限まで時間があるから後まわしにする意識だと、仕事は早くなりようがない。
期限が先だろうと関係なく、手元に来た仕事はすぐにさばいて、ボールを相手に渡すのが基本だと改めて認識した。
また、仕事に追われると精神的に辛いが、先手先手で仕事を追いかけている状態だと楽しい。
仕事のストレスの観点からも、木村氏の進める「前業」の考え方は積極的に取り入れていくべきだろう。
「どうすればラクして早くできるようになるか」という発想を持つ
出典:『あなたの1日は27時間になる。』木村聡子
業務の効率性を向上させるためには、業務効率化のスキル以前に、常に業務をもっと早く、効率的にできないかという意識が重要だろう。
そのうえで木村氏は以下を提案している。
迷いや思考停止を吹っ切り、その時間のロスを排除するには、マニュアルを作成することが一番効率的
マニュアルを作ったら、作業ごとにAムダな作業がないかB代わりの方法がないか、を見直す
出典:『あなたの1日は27時間になる。』木村聡子
日々の業務に追われ、マニュアルの作成や更新は疎かになりがちだが、マニュアルの重要性を改めて再認識した。
本書ではこの記事で紹介したこと以外にも多数業務の効率化案が紹介されているため、気になった方は読むのをおすすめします。
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