【ベストバイ2023年】買ってよかった本 12選

おすすめ本

記事の投稿が少し遅れてしまいましたが、2023年に買ってよかったな、すごく勉強になったなという本を紹介したいと思います。

私は週2~3冊の読書ペースで、年間100~150冊程度ですので限られた数を母集団にしての個人的な評価になりますが、この中で1冊でも気なる本が見つかり、読書生活の幅を広げる手助けになれれば幸いです。

買ってよかった本 12選

コンサルが「最初の3年間」で学ぶコト 知らないと一生後悔する99のスキルと5の挑戦

BCG出身の高松智史氏の本。高松氏はyoutube「考えるエンジンちゃんねる(2024年3月時点:チャンネル登録者数11.4万人)」でコンサル関連や仕事に役立つ情報発信もされています。他にも本の紹介サイト「考えるボン(本) 「考えるチカラ」を鍛えるために相応しい本を」でおすすめ本を紹介したりもしています。

本書では、題名の通りコンサルが入社してから最初に身につける思考法やお作法を99のスキルと5つの挑戦に分けて計104個ほど紹介しています。

個人的に良かったのは、「008 論点スライド VS ワークプラン VS WBS」で紹介されていた、アウトプットを出す6つのステップ【論点→サブ論点→TASK設計→スケジュール→作業→アウトプット】で、これはすべての仕事に使える仕事の進め方であり、この箇所に出会えただけでも本書を買う価値があったなと感じました。

解像度を上げる――曖昧な思考を明晰にする「深さ・広さ・構造・時間」の4視点と行動法

本書を読んで、普段いかに自分がふわっとした仕事上の疑問を放置していたのかを痛感させられた。

本書では、「解像度」という抽象的な言葉を、「深さ・広さ・構造・時間」という4つの視点から、「1つの事象を、深く、広く要素分解したうえで構造化し、その中でも特に重要なポイントが特定できている。さらに時間の影響も考慮している」と分解して整理しており、自身がどの視点ができていないのか、どこの部分を具体的にどのように鍛えていくのかとアクションにつながりやすく整理している点がよかったです。また、4章サーベイをする(内化)に記載の情報収集の方法なども参考になりました。

頭のいい人が話す前に考えていること

著者はティネクト株式会社代表取締役の安達裕哉氏。元デロイトトーマツコンサル。
この本はコミュニケーションの本だと思う。
話す前にきちんと考えて、信頼されるためのコミュニケーション方法を、適切にとるにはどのようにするべきか?という点について色々学べ参考になります。

特に本書の、
「知識は披露するのではなく、誰かのために使って初めて知性になる」
「肩書きがあった上で、他者に親切にできる人こそ、絶対的な信頼を得られる」
というフレーズが心に残りました。

世界一流エンジニアの思考法

世界一流のエンジニアがどのような思考法で仕事をし、高い生産性をあげているのか、筆者が身近で観察した内容を紹介しています。日々の仕事の生産性を上げるためにどのようにしたらよいか悩まれている方にはおすすめ。

本書の中でいつくか印象に残ったものを紹介しますと、
「感覚で判断せずファクトを積み重ねるべき」というがあったのですが、会計や税務の仕事をやるうえでもそうで、クライアントあるいは経理なら他部署などからヒアリングした内容を鵜呑みにせず、きちんと事実確認をとったうえで、会計・税務処理を検討するのが大事だよなと思いました。

他にも「Be Lazy(怠惰であれ)」という言葉で、健全に面倒くさがる精神を持つことで、不必要なものや付加価値のない仕事はやらない、手間がかかることは効率化して面倒くさををなくす、などの行動につながり、結果、仕事の生産性向上につながる、といったことなど、他にも参考になる思考法がいくつも紹介されています。

SKILL 一流の外科医が実践する修練の法則

特定の専門分野を持ち、かつ、健全な向上心を持って仕事に取り組む人にとって、どのように自身の「技術力」を向上させていくかは関心が高いでしょう。

本書は外科医である著者が、どのように修練を積んできたのか、一流になるにはどのようにすべきかなど、医療だけではなくあらゆる分野に共通する原則について述べています。

本書で特に印象に残った言葉は、
「キャリアが最高に上達するのは、毎日毎週上達していると感じられるときです。上達するには自分が尊敬し目標とする人たちの近くにいることだと思います」

「あなたの師匠を解剖し、真摯に真似しよう」

「集中した努力密度の高い練習を、キャリアやトレーニングの早い段階からすることで複利効果を得よう。今日から始めよう」

「次回のパフォーマンスを向上させる改善点を5つ思いつくまで、パフォーマンス後に練習・検討しよう」などです。

超一流になるのは才能か努力か?

もう一冊、技術力を向上させるのに有用だと思った本を紹介します。
「SKILL 一流の外科医が実践する修練の法則」と比べると、科学的な研究成果をベースに置いている本となります。

本書では限界を少し超える負荷をかけ続ける「限界的練習」が能力向上には欠かせないとしており、それについて様々な研究結果からその有用性、実践方法について述べていきます。

本書の面白いところは、「ビジネスの世界に限界的練習を取り入れる」といった項目などもあり、仕事に応用するとしたら、どのようにすれば良いかといった点にも言及があるところでした。これは類書ではあまりなく、興味深かった。

そうだったのか! 税法条文の読み方

税務を検討する際は以前から税法条文は読むようにしていたが、我流の面もあったため、2023年に条文の読み方をイチから勉強した。その1冊目に選んだのが本書であった。

内容は実務的であり、かつ、わかりやすくとても勉強になった。本書を読んだおかげで、その後に続く数冊の税法条文の読み方の本の理解もすんなり頭に入った。

税法条文の読み方を学びたい方にはおすすめの一冊。過去記事「税法条文の読み方・解釈の仕方 おすすめ本」で他にも数冊紹介しているので、気になる方はこちらもどうぞ。

少しのコツで不正・ミスを賢くチェック! 「おかしな数字」をパッと見抜く会計術

監査人、管理職で部下の作成した数値をチェックする立場にある人、経理で自身の仕事をセルフチェックする際など、会計数値をチェックする必要がある人にとって、会計数値のチェックの方法を学べる一冊。

数字に対する違和感やチェックの際のコツなど、一般的に暗黙知であり、職人技のようなノウハウを言語化してくれているので、とても参考になった。

I 確立の時代 (日本の会計基準)

大日方先生の本。日本の会計基準がどのような歴史的な流れの中で確立し、今日の会計基準になっていったのか、日本の会計基準の歴史を学べる一冊。

日々の実務では過去の会計基準の歴史を知らなくても仕事はできますが、会計基準の成立と発展の歴史を知ったうえで、今日の会計基準を眺めることで、より深く現在の基準を理解することができ、ただ単に基準に書いてあるから従っている、というより理解の仕方に深みが出ると思います。

過去の歴史から現在への流れを知っているからこそ、将来どうあるべきかといった未来に思いを馳せることができる。大日方先生が執筆された本書は、日本の職業会計人の全員に読んで欲しいくらい良い本でした。

全三部で、『Ⅱ激動の時代(日本の会計基準)』『Ⅲ変容の時代(日本の会計基準)』と続きますので、本書が面白かった方はこちらもぜひ!

シリコンバレー最重要思想家ナヴァル・ラヴィカント

書籍名をみて、最初は怪しい自己啓発本か?と思ってたのですが、内容はとても有益なアドバイスが多く、読んでよかった一冊です。
こちらはサンマーク出版のHPで無料公開されているので、気になった方はこちらからどうぞ。

となりの億万長者 〔新版〕 ― 成功を生む7つの法則

2013年に出版された本なのですが、読んだたらとてもよかったです。
凡人が堅実に資産を形成していく方法としては、本書の内容を実践するのが良いかと思いました。
リスクの高い投資などには手を出さず、堅実に資産形成をしていきたい方には参考になると思います。

人生の法則 「欲求の4タイプ」で分かるあなたと他人

この本はすごかった!
人間を欲求のタイプによって、「指令型」「法則型」「注目型」「理想型」の4つに分類し、それぞれがタイプがどのようなことが好きで、または嫌いで、どのように付き合っていけば良いのか、などが学べる本なのですが、確かにそうだと思うことが多かった。

仕事でもプライベートでも、人間関係は人生でもかなり重要なものですので、本書の知見は今後の人生で、とても役に立つと思いました。なお、私は「法則型」で、自己評価とも一致していました。
kindle unlimitedでしたら無料で読めますし、気になる方は読んでみてください。


【kindle unlimited紹介】
上記でいくつかkindle unlimitedで無料で読める本を紹介していましたので、
ご存じない方に少し紹介しておきます。

kindle unlimitedとは、Amazonが提供する月額定額料金で電子書籍を読み放題できるサービスとなります。200万冊以上の書籍やマンガ、雑誌などが読み放題の対象になっています。
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