新リース会計基準(企業会計基準第33号および適用指針第34号)への対応が求められる中で、多くの企業や経理担当者、会計監査人などはこの新リース会計基準への理解を深め、実務上の対応を検討していく必要があります。本記事では、新リース会計基準を学ぶのにおすすめの本を紹介します。
また、新リース基準の適用にあたっては、新リース会計基準を学ぶだけでなく、その前提となるリースビジネス、法務(契約内容の正確な理解)、新基準適用前の現行のリース基準についての理解も必要と考えていることから、その観点からのおすすめ本も本記事では紹介しています。
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新リース会計基準の解説書 おすすめ本
ここから始める新リース会計基準
『旬刊経理情報』の新リース基準解説の連載記事を書籍化したもの。
薄い本ながら新リース基準適用に当たってかなり参考となる内容も多いため、まずは読んでおきたい一冊です。
新リース会計の実務対応と勘所
リース会計の解説本といったらこの人、井上先生の新リース解説本です。
概要を押さえておけばよいかではなく、実際に新リース基準の適用を担当することになった方は読んでおいたほうが良い一冊かと思います。
詳解 リース会計基準
会計基準設定団体の新リース基準解説本。
会計基準の開発に関わった担当者による解説本なので必読かと思います。
図解 不動産リースのしくみ
オフィスの賃貸借契約など、多くの企業で不動産賃貸借契約を締結しているかと思われます。本書は新リース会計基準の改正が与える影響にも言及されています。
IFRS第16号「リース」の本を参考に、新リース会計基準の適用を学ぶためのおすすめ本
日本基準・IFRS対応 不動産取引の会計実務
多くの企業で実務対応が必要と思われる不動産賃貸借契約の新リース会計基準の検討に参考になると思われるのが本書。
日本基準とIFRS会計基準の両方を比較できるようになっており、新リース会計基準が主にIFRS第16号をベースに作られていることから、どのような点が旧リース基準と新リース基準が変わるのかを把握しやするためにとても参考になると思われます。
もちろん、IFRS第16号と新リース会計基準では相違する点もあるため、実際の適用にあたっては新リース会計基準の基準原文にあたるのは必須です。
IFRS「新リース基準」の実務
IFRS第16号の導入時に問題となった点や実務適用上のポイントなどが書かれており、IFRS第16号がベースとなっている日本の新リース基準でも同じような点が論点になることも多いと想定されますので、参考になる点も多いと思われます。
図解&徹底分析 IFRS会計基準「リース」
あずさのIFRS第16号解説本。
基準には書いていない、監査上のポイントも記載されている点はとても良いです。
新リース基準で会計監査人がどの点を気にするかの当たりをつけるためにも参考になるかもしれません。
旧リース会計基準を学ぶためのおすすめ本
【Q&A業種別会計実務】10 リース(第2版)
トーマツの業種別会計実務解説シリーズの「リース」。
薄い本ですので、まずはさくっと全体像を押さえたい方はこの本がおすすめです。
リース会計実務の手引き〔第2版〕: 新形態のリースに対応
「新リース会計の実務対応と勘所」の著者の井上先生のリース本。
リースの取引内容から法務、旧リース基準、旧リース基準の税務(新リース会計基準適用に伴い、令和7年度税制改正でリース税務は変更されると思われますので最新の税制を確認する必要はあります)、IFRS第16号の解説など、リース全般について主な論点が網羅されている本となります。
新リース基準を学ぶための前提となる、リースビジネス及びリース法務(契約書の読み方含む)を学ぶためのおすすめ本
新リース基準の適用を検討するにあたって、そもそものリースビジネスやリース契約の一般的な内容について理解しておく必要があります。ここでは上記の観点からおすすめ本を紹介します。
図解入門ビジネス 最新リース取引の基本と仕組みがよ~くわかる本
定番の図解解説シリーズ。まずはリースビジネスについて理解が不足しているかなと感じる方はこの本からかなと思います。
経理・財務担当者のための契約書の読み方
新リース会計基準の適用にあたっては、リース契約の契約書を読み、その契約内容を正確に理解したうえで、会計基準のあてはめを検討していくかと思います。そのため、リース契約の内容を正確に理解する必要がありますが、そこで役立つのが本書。
第4章では「 不動産取引に関する契約書の読み方」、第5章では「リース取引に関する契約書の読み方」の解説があり、契約書を読み正確に理解するために最低限押さえておきたい事項について把握できるかと思います。
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