【会計税務】基準・条文にあたる癖をつけようって話

自身の会計処理・税務処理をするとき、あるいはクライアントの会計税務の質問に回答するとき、毎回きちんと根拠規定(会計基準・法律条文等)に当たっていますでしょうか?
当然!という方もいれば、そこまでやっていないなぁという方もいることでしょう。

ネットで検索すればすぐに誰かしらが考えたものがでてくるのでそれを使ったり、それよりは信頼できるソースである国税庁のタックスアンサーや大手監査法人の解説記事、専門書までは調べるという方も多いと思います。

それでも声を大にして言いたい!!根拠規定(会計基準・法律条文等)に当たる癖をつけましょう!

ではなぜ基準・条文まで読まなければならないのか、あんなに読みにくい文章はできれば読みたくないんだけど、と思いますよね。
以下では私が考える基準・条文まで読まなければならない理由をいくつか挙げてみようと思います。

①ネット検索ででてきた記事や専門書の情報が、最新の情報かわからない。

②ネット検索ででてきた記事や専門書の情報は、読者のわかりやすさを重視して、例外的なケースや基準・条文に記載のある細かい補足事項を省略して、情報の網羅性に問題があるケースがある。

③誰かが考えたものに依拠してばかりだと、自分で原点から考える力がつかない。つまり、ネット検索や専門書に載っていない、新ビジネスやニッチな分野の領域について自身で専門家としての判断が下せなくなってしまう。

上記3点が主な理由となります。

ただ、もちろんネット検索や専門書、専門雑誌、国税庁HPや大手監査法人の解説記事は有用ですので、最初のきっかけやヒントとしてこれらを活用し、専門家としての判断を下す際は必ず基準・条文等の原点を確認するという併用型がおすすめです。

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