前任者の真似だけで仕事をこなすのはやめようって話

この記事は、自身がやっている仕事について、なぜこの仕事をやっているのか(仕事の目的)、どういった基準(条文・会計基準・社内規定・過去の会社意思決定方針等)に基づいてやっているのか、きちんと把握していますか?ただ前任者からの引継ぎや過去の仕事の真似だけでやっていませんか?といったことに関する私見です。

例えば、以下のような例は結構あるのではないかと思います。
①なぜこの仕事をやっているのかよくわかっていないけど過去からやっているからやっている
②なぜこの処理をやっているのか知らないけど、過去からやっているから前例踏襲でやっている
など、、、

ではなぜこれらがダメなのか。
私は以下の理由により、このような仕事のやり方は問題があると考えています。

①仕事の目的を把握していないと、状況が変わったとき(前提条件が変わった際)に対応ができない

②根拠となる基準を把握していないと、法令や基準等の改正があった際(前提条件が変わった際)に、対応できず、結果ミスにつながってしまう

③仕事の目的と根拠となる基準を把握していれば、より良い仕事の方法を模索することができる(業務効率化の可能性)が、どちらかが欠けている場合は業務の効率化を図ることができない

④仕事の目的と根拠となる基準を把握したうえで仕事をする癖をつければ、汎用性のあるスキル獲得ができるが、どちらかが欠けてしまうと自分が今やっている仕事しかできずスキルが身につかない

会計や税務の仕事においては、基本的には何らかの会計基準や税法がベースにあり(明文規定がない場合は過去に会社が決めた方針など)、それに基づいて会計処理や税務処理が行われているはずです。
自身がやっている仕事については、その仕事の目的とベースとなる基準等は完璧に理解したうえで、自身をもって仕事をしましょう。

「間違っても上司や先輩がチェックしてくれるから・・・」などの甘い考えをもって仕事はしないようにしましょうね。
私自身への戒めもかねて、本記事を書いてみました。

以上

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