連結会計は、多くの会計学習者や経理担当者にとって「最大の難所」と言われることが多い分野です。グループ全体の経営状況を把握するために不可欠な知識ですが、投資と資本の相殺消去や未実現利益の消去など、特有の処理が複雑で挫折してしまう方も少なくありません。
しかし、自分の現在のレベルに合った良質な書籍を選ぶことで、点と点が線でつながるように理解を深めることができます。この記事では、連結会計を効率よく学ぶためのおすすめ本を、初学者と実務者のステップに分けてご紹介します。
- 連結会計の全体像を把握することの大切さ
- 初心者がまず手に取るべき連結会計のおすすめ本
- 実務で役立つ専門性を高めるためのおすすめ本
- 連結財務諸表の会計実務〈第3版〉
- 連結財務諸表の実務マニュアル〈第2版〉
- 連結財務諸表の実務〈第6版〉
- 設例でわかる 資本連結の会計実務
- 連結手続における未実現利益・取引消去の実務
- 為替換算調整勘定の会計実務(第2版)
- そこが知りたい! 「のれん」の会計実務
- 持分法の会計実務
- 包括利益計算書における「組替調整」の実務〈第2版〉
- 決算期変更・期ズレ対応の実務Q&A
- ケース別 債務超過の会計実務〈第2版〉: 個別・連結上の論点と組織再編・繰越欠損金の取扱い
- こんなときどうする?連結税効果の実務詳解〈第2版〉
- 図解&設例 連結キャッシュ・フロー計算書の作成マニュアル
- 図解&設例 連結管理会計の導入マニュアル
- 連結会計システムの導入マニュアル
- 番外編:セットで持っておきたい組織再編おすすめ本
- 自分のレベルに合った本を選んでスキルアップを目指しましょう
連結会計の全体像を把握することの大切さ
連結会計の学習を始める際に最も重要なのは、個別の仕訳を暗記する前に「なぜこの処理が必要なのか」という全体像を理解することです。連結決算は、親会社と子会社を一つの組織とみなして合算する作業ですが、単純に足し算をするだけでは正確な数字は出せません。
内部取引や重複している部分を丁寧に取り除いていくプロセスこそが、連結会計の本質です。まずは図解が豊富な入門書を手に取り、仕訳の裏側にある理論をイメージできるようにしましょう。
初心者がまず手に取るべき連結会計のおすすめ本
図解&設例 連結会計の基本と実務がわかる本
連結女王の連結本。
図解&設例 連結決算の業務マニュアル
連結精算表から理解する連結会計入門
「集めて」「作って」「届ける」3ステップでわかる連結会計~連結経理になった君たちへ~
実務で役立つ専門性を高めるためのおすすめ本
すでに基礎知識があり、実際の決算業務に携わる方や、より複雑な論点を整理したい方には、実務指針に基づいた詳細な解説本が必要です。
「連結決算の仕組みと実務」を深く掘り下げた専門書 実務では、単なる仕訳の知識だけでなく、連結パッケージの収集や海外子会社の換算、税効果会計との連動など、多岐にわたる実務対応が求められます。
実務者向けの本は辞書代わりにもなるため、最新の会計基準に対応した信頼性の高い一冊を手元に置いておくことが、業務の正確性を高める近道となります。
連結財務諸表の会計実務〈第3版〉
EYの連結財務諸表本。他Big4と比べて比較的最近の出版のため優先度高め。
連結本でどれか一冊ということであれば、こちらがおすすめです。
連結財務諸表の実務マニュアル〈第2版〉
連結財務諸表の実務〈第6版〉
設例でわかる 資本連結の会計実務
連結手続における未実現利益・取引消去の実務
為替換算調整勘定の会計実務(第2版)
そこが知りたい! 「のれん」の会計実務
持分法の会計実務
包括利益計算書における「組替調整」の実務〈第2版〉
決算期変更・期ズレ対応の実務Q&A
連結子会社・持分法適用会社が決算期を変更した場合の会計・開示上の諸論点、期ズレがある場合の連結手続・みなし取得日(仮決算による連結手続と実務上のポイント;決算日ズレの連結手続と実務上のポイント;みなし取得日・売却日の特例を用いる場合の取扱い)など
ケース別 債務超過の会計実務〈第2版〉: 個別・連結上の論点と組織再編・繰越欠損金の取扱い
こんなときどうする?連結税効果の実務詳解〈第2版〉
図解&設例 連結キャッシュ・フロー計算書の作成マニュアル
図解&設例 連結管理会計の導入マニュアル
連結会計システムの導入マニュアル
番外編:セットで持っておきたい組織再編おすすめ本
Q&A組織再編の会計実務
第5版 詳解 組織再編会計Q&A
ケースから引く組織再編の会計実務
組織再編会計ハンドブック
企業再編 法律・会計・税務と評価 (第2版)
自分のレベルに合った本を選んでスキルアップを目指しましょう
連結会計は一度コツを掴んでしまえば、パズルを解くような楽しさがある分野です。また、連結決算ができる人材は市場価値も高く、キャリアアップにおいても非常に有利になります。
まずは初学者向けの本で「連結の脳」を作り、徐々に実務的な専門書へとステップアップしていくのが理想的な流れです。今回ご紹介したキーワードや視点を参考に、ぜひ自分にとっての最高の連結本を見つけてみてください。

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