皆さんはビジネス書を読みますか?
最近はコンサル会社へ入社する方も多いためか、数多くのコンサル向けの書籍が出版されていますが、コンサル本ではビジネス基礎力を磨くうえで参考になる内容がたくさんあります。
この記事では、ビジネス基礎力を磨くうえで参考になるコンサル本やビジネス書などを紹介します。
定番であり本当に役に立つ、おすすめコンサル本
『コンサル一年目が学ぶこと』大石哲之
【概要】
コンサル・非コンサル問わず、社会人としての普遍的なスキル(話し方、思考法、資料作成、仕事への向き合い方)について書かれています。
【こんな人におすすめ】
社会人になって年次が浅い方は、よくある「入社1年目の教科書」的な本と合わせて一緒に読まれると良いかと思います。
もちろん、入社年次が浅い方以外にも役立つ内容が盛りだくさんですので、ポータブルスキルの基礎を身につけたいという方すべてにおすすめできる本かと思います。
kindle unlimitedの対象ですので、加入している方は無料で読めますのでぜひ!
コミック版もkindle unlimitedの対象のようです。
『コンサルが「最初の3年間」で学ぶコト』高松智史
【概要】
コンサルファームに入社したコンサルタントが最初の3年間に学ぶことを104つの項目に分けて書かれています。
【こんな人におすすめ】
この書籍の中で特に参考になったのは以下です。
「004 まず論点(質問)に答えるVS思いつくままに話す」・・・きちんとできているかと問われると微妙だったかも・・・と反省しました。
「008 論点スライド VS ワークプラン VS WBS」・・・仕事の進め方で、まず手を動かす前に仕事の進め方を考えて、ワードに落とし込むという点は参考にさせてもらいました。
他にも参考になる箇所がたくさんありましたので、気になる方は読んでみてください。お値段以上の価値はあるかと思います。
『コンサルが「マネージャー時代」に学ぶコト』高松智史
【概要】
『コンサルが「最初の3年間」で学ぶコト』の続編。
【こんな人におすすめ】
既にマネージャー以上の職階にある方(あるいはハイシニア)は合わせてこちらも読むと参考になる箇所が多いかもしれません。
『コンサルティング会社完全サバイバルマニュアル』メン獄
【概要】
メン獄さんのコンサル時代の仕事経験を通じて、コンサルの基本動作、思考法対顧客やチーム内での仕事の仕方、マネージャーの役割などについて学べる一冊です。
【こんな人におすすめ】
コンサル業界での働き方に興味がある方、激務の仕事につかれている方であるあると共感したい方などには、読み物としても面白いと思います。
『BCGの特訓 成長し続ける人材を生む徒弟制』木村亮示・木山聡
【概要】
外資系コンサルティングファームであるBCCの特訓法に係れている一冊。「成長し続ける」人材になるために必要なことは何かなどについて書かれています。
【こんな人におすすめ】
自身を成長させ、スキルアップに興味がある方には参考になるところが多いと思います。
「スキルを増やすことや個別のスキルを究めることは、必ずしも「成長」ではない。それは単なる”型”や”術”の習得にすぎない」という指摘は耳が痛かったです。
『プロフェッショナルサービスのビジネスモデル: コンサルティングファームの比較事例分析』高橋千枝子
【概要】
三菱UFJリサーチ&コンサルティングのコンサルタントである著者が、プロフェショナルサービスファームの分析を通じて、「知識」を核としたビジネスのマネジメントについて考察した本です。
【こんな人におすすめ】
プロフェショナルファームで働いている方は、自身がどのようなビジネスモデルの中にいるかを把握するために参考になると思います。また、自身のファームで実施する施策を考えるうえでも勉強になることが多いかと。
『プロフェッショナル・サービス・ファーム』デービッド・マイスター
【概要】
米国のプロフェショナルファームについて分析されている本です。
【こんな人におすすめ】
主に米国のプロフェショナルファーム分析が中心ではあるが、日本でも基本的なビジネスモデルに大きな違いはないと思います。プロフェショナルファームで働いている方は面白く読めると思います。
プロフェッショナリズムを学ぶ
仕事への向き合い方として、プロフェッショナリズムを持つことが大事です。
詳細は過去記事「プロフェッショナリズムのおすすめ本」にありますのでこちらからどうぞ。
『プロフェッショナル原論』波頭亮
『プロフェッショナリズムと問題解決の実践』トーキョーハーバー
論理的思考能力を磨く
会計・税務の仕事では、きちんとなぜその会計・税務処理しているか、なぜその手続きをしたのかなどを論理的に説明できることが大事かと思います。私が論理的思考のトレーニングに使った本をいくつか紹介します。
『論理トレーニング101題』野矢茂樹
『新版 論理トレーニング』野矢茂樹
『大人のための国語ゼミ』野矢茂樹
問題解決力を磨く
『世界で一番やさしい 考え方の教科書』榊巻亮
【概要】
後述で紹介する『世界で一番やさしい 資料作りの教科書』『世界で一番やさしい 会議の教科書』に続く第3弾。ストーリを通じて、仕事における考え方・思考法を学べる。
【こんな人におすすめ】
この本からでも大丈夫ですが、ストーリー形式で、主人公の成長も楽しむのであれば『世界で一番やさしい 資料作りの教科書』『世界で一番やさしい 会議の教科書』の順に読んで欲しいです。どの本も最高に素晴らしい本でした
抱え込み癖がある人には、「思考が煮詰まったら、すぐに『行動』するんだ。誰かに相談したり、新たな情報を集めたりすることで、また思考ができる状態に戻す」という言葉はガツンとくるはず。
『問題解決の全体観 上巻 ハード思考編』中川邦夫
【概要】
問題解決について、体系的かつ論理的に述べられ、問題解決にあっての思考法を学べる一冊。上巻。
問題解決については上下巻あり、続編としてドキュメントコミュニケーションについても上下巻の計4冊になります。
【こんな人におすすめ】
問題解決本を色々読みましたが、この本一冊を完璧にすれば、他の本を読む必要はないのではというくらい素晴らしい本。
『問題解決の全体観 下巻 ソフト思考編』中川邦夫
【概要】
問題解決について、体系的かつ論理的に述べられ、問題解決にあっての思考法を学べる一冊。下巻。
問題解決については上下巻あり、続編としてドキュメントコミュニケーションについても上下巻の計4冊になります。
【こんな人におすすめ】
上巻が良かった方はこちらもぜひ
資料作りを磨く
『世界で一番やさしい 資料作りの教科書』榊巻亮
【概要】
ストーリを通じて、仕事における資料作りを学べる本です。
資料作りはコミュニケーションであるとして、体裁以前の資料作りの本質について学べる一冊です。
【こんな人におすすめ】
資料作りについて学びたい人はもちろんですが、とにかく榊巻氏の3部作はとても勉強になるので、第1作目の『世界で一番やさしい 会議の教科書』が面白かった方、勉強になったという方はこちらも読むのをおすすめします。
『ドキュメントコミュニケーションの全体観 上巻 原則と手順』中川邦夫
【概要】
資料作成について、体系的かつ論理的に述べられている一冊。上巻。
この本に記載されている資料作りの原理原則である「解・動・早」「問題解決コミュニケーション」「スタンド・アローン」を学んでからは、エクセルでも、ワードでも、パワポでもすべての資料を作るときに意識しています。
【こんな人におすすめ】
仕事で資料作りが必要なすべての方に。この本を超える本は中々ないと思います。
『ドキュメントコミュニケーションの全体観 下巻 技法と試合運び』中川邦夫
【概要】
資料作成について、体系的かつ論理的に述べられている一冊。下巻。
【こんな人におすすめ】
上巻が良かった方はこちらもぜひ。
Excelお作法を学ぶ
ここからは主にエクセルの資料作り(配色ルールや利用者のために資料作りで意識することなど)について言及のあるエクセル本を紹介します。おすすめエクセル本は後日別記事をアップ予定のため、詳細はそちらに記載予定です。
なお、Excelお作法は過去記事「Excel資料作成の基本マナーについて」もありますので、こちらもよかったら。
『経理のためのエクセル基本作法と活用戦略がわかる本』梅澤真由美
『外資系投資銀行のエクセル仕事術』熊野整
『外資系金融のExcel作成術』慎泰俊
『ファイナンスのプロになる Excel財務モデリングの教科書』服部浩弥
『ビジネスプロフェッショナルのExcel仕事術』
会議のファシリテーションを学ぶ
『世界で一番やさしい 会議の教科書』榊巻亮
【概要】
ストーリを通じて、仕事における会議の仕方を学べる本です。
【こんな人におすすめ】
会議のファシリテーションが苦手、生産性のない会議をなんとかしたいという方には参考になるかと思います。
【kindle unlimited紹介】
上記でいくつかkindle unlimitedで無料で読める本を紹介していましたので、
ご存じない方に少し紹介しておきます。
kindle unlimitedとは、Amazonが提供する月額定額料金で電子書籍を読み放題できるサービスとなります。200万冊以上の書籍やマンガ、雑誌などが読み放題の対象になっています。
1か月無料で利用できるため、興味がある方はご利用を検討されても良いかもしれません。
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